漫画【咲-Saki- 阿知賀編 episorde of side-A 】 

 

阿知賀レポート

 

〜 単行本表紙 〜


 


◆作品の舞台を荒らさないように!!
◆現地の方々とは友好な関係を築いて行きましょう!!
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に立ち入るのは絶対にやめて下さい。
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(記事作成:24.9.9)

 

 

刮目すべき阿知賀編の表紙!

 

 

 コミック版阿智賀編は毎話40〜100Pという月刊連載作品としても驚異的な作画量を維持しています。その副産物として単行本の発刊スピードも異例のハイペースとなっています。

第1巻が3月下旬、第2巻が5月下旬、第3巻が8月下旬の発売と2〜3ヶ月に1刊が世に出ています。

各巻の表裏の両側にはそれぞれに精細な背景画と人物イラストが描かれています。

 

 【第1巻】平成24年3月24日発刊

1巻表紙

 【第2巻】平成24年6月25日発刊

第2巻表紙

 【第3巻】平成24年8月25日発刊

第3巻表紙

 

 

 

 

街道筋に展開する表紙絵達!

  

 まずは記念すべき第1巻の表紙(表)です。

見てのとおり斜面を横走する田舎道っていう風情で、斜面から真っ直ぐに延びる1本の棕櫚の木がアクセントとなっています。

一見すると吉野山での風景かと思われ場所は早期に特定されると思われたのですが・・・、桜の時期を中心に多くの探訪クラスタが分け入っても杳として知れなかったのです。

 それが特定されたのは発売から1ヶ月が経過したGWに入った4月末−−−。

(発見の経緯はUSO9000氏のブログに詳しいです。)

 場所は吉野山の麓、吉野川に注ぐ小さな沢に広がる大淀町増口(ましぐち)の集落です。( 

ここは大淀町と吉野町の境で300mも歩けば近鉄大和上市の駅前に至ります。

さてこの場所が1巻の表紙に選ばれたのは・・・、全くの謎です。(笑

画像奥が吉野川で増口集落の入口となり、背後が山間の中増地区へ通じる谷道ですが阿知賀編ではこの道が出ることはありませんでした。

1巻表  1表

  

  続いては第2巻の表紙(裏)です。(◆

場所は「増口コミニテイーセンター」前です。そうです上の1巻表紙(表)の場所と同じ集落内、もっと言えば左手の谷の先にその場所はあります。

 下の画像で中央に見えるスロープの上が丁度1巻表紙(表)の場所です。

2巻裏 2裏

 余談ですが上のコミセン前の画像は2巻が発売される前の5月下旬に撮影したものです。下の橋前のカットを撮影した後に1巻表紙(表)の場所に向かう際に現場の説明用に押さえておいた1カットです。右寄りですがかなり嵌っていますね。

 

 コミセン前から少し下流に下がった所が下の画像です。

第2話で玄が灼に会う為に通りかかった橋のシーンがこの場所だと思われます。キャプ画では随分省略されていますが橋の右端にミラーとコミセンが描かれています。橋を渡った所にボーリング場があるという設定ですので2巻表紙(裏)のこの場所に灼が佇んでいるのは意味が有りそうです。

 

 

 三番手は第3巻表紙(裏)で場所は吉野町上市の旧街道脇です。()

近鉄大和上市駅の駅前から商店や民家が建ち並ぶ旧街道を吉野町役場方面に進むとすぐに近鉄線の吉野川大鉄橋の下をくぐります。そこから1分程で現場に到着します。

 玄の背後が旧街道でそこから斜面の住宅へ延びる階段からの風景です。

ここもその出自は不明ですが、旧街道に近く山の斜面と川などで立体感が有る風景であるのは共通ですね。

3巻裏 3裏

 上の3つの場所を地図にプロットすると下のようになります。

増口の集落から上市駅前を通って右側(東側)に川辺の国道と平行するのが旧街道です。

 吉野川北岸の大和上市駅周辺に各巻の表紙絵が有ることになります、何度も言っていますが本編の内容と直接関係ない(ボーリング場の設定がありますが)この地域に集中するのは謎であり、その意味が明かされるかもしれないという今後の楽しみでもあります。

 

 

 

第3巻は「阿太峯」!

 

 第3巻表紙は一転して吉野山から離れて舞台は大淀町大阿太高原へ。

〜第2話『始動』〜で憧が通っていた阿太峯中学校が有ると思われる近鉄福神駅周辺を紹介しましたが、その福神駅裏の薬水地区が現場です。

この場所のチョイスは第3巻に収録された番外編に阿太峯中学が少し登場することからかと思われます。そして描かれた人物は憧と初瀬の阿太中コンビとかなりガチな絵です。。  

3表 

 

 この場所は発売告知に使用されたイラストを元に3巻発売前に特定されていました。

【咲-saki-】3巻の表紙捜索に逝ってきた【阿知賀編】|片腹大激痛|ブログ】にくわしく)

 私も吉野川周辺に捜したのですが見つけられませんでしたが、このブログで場所を知った際にはマジ凹みました。Orz

第2話でもこの地を紹介しましたがその他にも度々ここを訪れていますし、2年前には電車でぶらりと降りたって駅裏の農道を歩いてこの水門の護岸に腰掛けて柿の葉寿司を食べた思い出がありましたから・・・。(言われるまで全く思い出せませんでした。)

(下画像黄色い矢印が現場です。福神駅の南側(下側)は大阿太高原の台地上にあり北側(上側)の薬水地区は谷筋となります。)

 

 

 

 

第1巻では当然吉野山をフォロー! 

 

 阿知賀編としては記念すべき第1巻の表紙(表)を麓の増口に持って行かれた感じですが裏面ではちゃんと吉野山の風景がフォローされています。場所は第1話のOPに登場した下千本の風景ですね。キャプ画に描かれて日差しは阿知賀女子の希望の光なのでしょうか?

 

 

 

 

 

そして第2巻(表)は今なお?

 

 山中らしい桜並木の中に佇む松実姉妹・・・、一見して吉野山の風景と思われますが未だに特定できていません。意外な所かも知れませんね。

 

 2巻表紙(表)

 

 

 

 

 〜備忘録・阿知賀編の舞台と近鉄吉野線〜

 

 

 今回単行本第3巻が発売されたことにより吉野における阿知賀編関係の舞台について新たな考察が浮かびました。

そのキーワードは【近鉄吉野線】。

 近鉄吉野線は奈良県橿原市の橿原神宮前駅から吉野山の懐、吉野駅までの25km程の近鉄の地方路線です。吉野山以外の阿知賀編関係の舞台は妙にこの吉野線に絡んできます。それは単に吉野郡内を横断する鉄道線だからというだけでなく「吉野線があるからこの風景」「車窓から見える舞台」というべき何某かのメッセージが含まれているのかとさえ思えます。

 

 まずは番外編に登場した福神駅です。

メルヘンチックな駅舎が阿太峯中学への最寄り駅として登場しますがここが先端のテクノポリスとして開発されていることを踏まえての麻雀強豪校の所在地とされているみたいです。

 

 (c)2012 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

 

 第3巻表紙(表)の光景を少し引いて撮影するとご覧のように福神駅を出発した列車を望むことが出来ます。

吉野に向かう列車に乗っていると谷間に広がる田園風景に思わず降り立ってしまいたくなります。実際に私は2年前にこの風景に誘われて思わず途中下車してしまいました。

 駅に降り立つと正面のメルヘン風景と裏面の田園風景のギャップに驚かされます。画像左手の福神駅の裏口ロータリーから里を眺めると、眼下に1本の農道が水門まで続いています。正に行き着く先という感じの舞台です。ちなみに分水嶺を超えていますのでこの谷川は吉野川水系ではなく大和川水系となります。

 

 

 

 福神駅を出発した列車は台地を駆け下り下市口駅から吉野川の河岸を走行することになります。越部駅の付近の対岸は阿智賀地区の中心部が広がっています。

また六田駅裏付近の河原は穏乃達が水遊びをした思い出の場所と思われます。

 

 六田駅を過ぎると列車は川縁から山縁の高台を進みます。

六田駅と大和上市駅の中間点にある比曽口の谷間の踏切は本編の番外編「高遠原」(9巻に収録)の表紙絵の場所です。阿知賀女子(中等部)の制服姿の和は阿智賀からの下校途中の一コマということなのかもしれません。

 番外編扉絵

 (c)2011 Ritz Kobayashi/SQUARE ENIX 

 

 比曽口の踏切を過ぎた列車は一度高台のまま吉野川に近づいたあと吉野川大鉄橋を渡る為に大きく山側に弧を描く軌跡を取ります。大和上市駅に到着するまでには2つのトンネルを潜りますが連続するその一瞬の間に小さな谷を渡ります。時間にして10秒程の短い時間に吉野川側の車窓を見ていた人だけが見ることができます、小さな道の脇に直立する1本の棕櫚の木を・・・。

第1巻の表紙(表)の舞台はそんなトンネルと小さな鉄橋の袂にあります。それに第2巻表紙(裏)でも仰ぎ見ればちゃんとこの鉄橋をみることができます。

現場で振り返ると「電車に乗って眺めていればこの場所が判ったでしょ?」という原作者・小林立先生の囁きが聞こえてきそうです。

img1.gif img2.gif

 

 吉野川大鉄橋(吉野川橋梁)は昭和3年完成で以来吉野山観光の足として象徴的な存在です。242.4mの長さとその高さは他の河川に架かる鉄道橋とは一線を画します。阿知賀編番外編では福神駅へ向かう阿智賀キッズ達が電車で移動しているカットとして近鉄電車と大鉄橋が登場します。キャプ画の撮影ポイントは大和上市駅前の交差点付近です。

 

(c)2012 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

 

 大鉄橋を潜ったその先には第3巻の表紙(裏)の舞台があります。

列車が大鉄橋を通過する際にはその姿が画面に映り込みます。

 

 本編第5巻収録のカラーイラストは阿知賀編の物語を初めて具現化した記念碑的な存在ですが、ここも吉野線の袂です。大鉄橋から続く築堤を潜るトンネル前の現場は吉野杉の製材所に囲まれた地区です。

 

 

  アニメ版では第2話で吉野駅前のシーンが登場します。

吉野線の駅前ということを打ち出すことで吉野在住で晩成高校や阿太峯中学に通学するには吉野線を利用していることをしめしているようです。

 

 

  おまけ。 奈良県内の舞台として初めて登場した本編第31局の扉絵も吉野線岡寺駅から徒歩で1km程の場所にあります。

扉絵2扉絵                                                     © 2008 小林立 ヤングガンガン

 

 

 

 上の地図は各舞台の位置をプロットした物です。こう見ると「大阿太駅〜下市口駅」間が空白域となっていますのでここに何かあるのかも知れませんね。

 

 


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以上、つたない探訪記をご覧いただきありがとうございました。

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