漫画【咲-Saki- 阿知賀編 episorde of side-A 】 

 

阿知賀レポート

 

〜 第8話『最強』 〜


 


◆作品の舞台を荒らさないように!!
◆現地の方々とは友好な関係を築いて行きましょう!!
◆観光地以外の舞台に関しては、さらに注意が必要!!
→舞台が住宅地である場合は、個人の家を撮影するなど、

プライバシーを侵害する行為などは絶対にやめて下さい。
◆学校などの施設への立ち入りに関して
→外部に一般公開されている場合を除いて、小・中・高校内

に立ち入るのは絶対にやめて下さい。
協賛サイト → 舞台探訪&聖地巡礼のお願い

 


紹介する舞台の場所はこちら↓のMAPで確認できます。

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(記事作成:24.3.13)

 

 

変則センターカラーは千里山女子

 

 ついに本格始動した準決勝戦。注目の照姉えの半端無い能力炸裂ー!

 

・・・と今回は本編の流れはここまで。

 

ここからはセンターカラーで綴られた千里山女子の回想シーンを追ってゆきます。

 

 まずこの場所は、第5話扉絵に登場した服部緑地公園のモニュメントから見て南東、公園南端から数百メートルの所にある溜め池近くです。天井川の土手に架かる歩道橋からの眺めが回想シーンの導入です。

時間は放課後夕暮れ時、第5話扉絵では服部緑地公園での朝焼けが描かれましたが今回は西の空に見事な夕焼けが表現されています。

 

 陸橋より

 

 河川に沿って展開する道路とオーバーパスする道路とが立体的な景観を描き、跨道する横断歩道も斜めを向いて下っています。全体的に俯瞰する睥睨(へいげい)構図は咲-saki-本編でもここ一番のカットで多用されるものですね。

 キャプ画では骨組みのみであった建物も既に白亜の邸宅となっていました。近寄ってみると外壁のボードなどはまだ真新しく建てられてまだ間もない様子、印象では半年くらい前の工事の様子が収められたという感じです。この場合、姫松高校の天王寺地区取材が行われた時期とは別に昨年(平成23年)秋口に千里山地区の取材が行われたのかもしれません。

 

 下のカットは上の陸橋からオーバーパスの道路を挟んで反対側の光景です。

このあと紹介する怜たちとの絡みには直接係わらない場所なのですがそれはご愛敬と言うことで・・・・。(笑

例によって超広角&ローアングルです。。

  

 

 メインアングルとなる横断歩道のカットで上2つのカットをそのアングルに収めています。

天井川とそれを跨ごうとする道路、それに送電線と周囲のマンションが背景に立体的な奥行きを与えています。

ちなみにこの横断歩道、川の東西を繋ぐ要点のようで人も車も結構な交通量があってこのように立ち話するのは難しいですね。

 

メイン

 

 

 気付かれた方も多いと思いますが今回の現場では脇を走る送電線と鉄塔がランドマークとして写り込んでいます。服部緑地や千里山を擁する豊中市は西隣の兵庫県伊丹市との境に大阪国際空港があることもあって市中に送電線が走る光景が珍しい地域ですが、この場所は2本の送電線ラインが接近しています。

 

 

 

カラー原稿の裏ではダークな修羅場が展開!か?

 

 

  この阿知賀編は原作:小林立先生、作画:五十嵐あぐり先生の体制で創られています。ツイッターでの両先生の呟き等によるとネーム割りまで小林先生が担当されており、一方で五十嵐先生は吉野山などには行ったことがないそうです。

阿知賀編でも実在の風景が数多く登場しますがこれらの現地取材も咲-Saki-本編と同様に小林先生自らが行っておられると推測されます。(超広角・ローアングルという構図が多いとかの特徴から)

この為咲-Saki-の作品世界では画面背景の進行と実際の現場の情景はかなりの確度で一致しておりそれが舞台探訪における魅力の一つとなっています。

 

 さてそんな画面背景において「あれ?」と思われることが3点今回の舞台でありましたので紹介してみます。

 

【その1】

 まずはカラー冒頭に怜がセーラ達に声を掛けられるシーンから。

 土手の階段を登ろうする怜の背後からセーラが呼び止めます。吹き出しと送電線の書込から怜の左後方・画面手前の歩道から声を掛けたように思われます。(怜の上半身立ち姿が振り向いたものか前方斜め左を向いたのかは不明です。)

あれ? 

 

 

(手すりが腰の高さまであるように描かれていますが実際には膝の高さくらいの低さです。)

 

 カラー2P目でも。

あれ?

アップ

 

 

 左側に作画描かれセーラと竜華の間にステンレス製の車止めが見えるので階段の下から続く歩道に佇んでいるのがわかります。

 プロットするとこんな感じでしょうか・・・。

プロット1

 

 

 

・・・でカラー3P目で・・・。

あれ?正面!?。

 

あれ?

 

 そんで

 

あれ?

 

 

 

階段上に移動しとるや〜〜ん!!!!!

 

 全国大会の競技室でもバク宙をキメたセーラなら土手を飛び越えるくらいの芸当は披露しかねないけど他の二人は無理でしょう・・・。

 

 

 

【その2】

 横断歩道上での怜からの衝撃の告白のシーン。

まずは流れで2つのキャプ画と現場画像をご覧下さい。

 

あれ?2

 

 竜華とセーラの立ち位置は同じなのに背景だけがクロスレンジしているのが判りますでしょうか?

現場の位置関係をプロットしてみると下のようになります。

 

プロット2 

 

  1カット目は黄色線で三人を眺める形ですが、2カット目は人物は正面(怜側)に向きで描かれているのに対し、背景は後背からの赤線視点で描かれているのです。もし2カット目を背景基準で描くのならセーラが左手にある後ろ姿となるはずですね。

 

 

 

【その3】

 。

 

あれ?2

 

あれ?3

 

あれ?3

 

あれ?3

 

img1.gif

 

 怜ちゃんは横断歩道上にいませんね。

 

 


大きな地図で見る 

 

 ちょっと重箱の隅をつつく様な揚げ足取りになっていますが、言いたいのはそこではありません。

試合の日程と時間経過に合わせて月歳や出現する位置を実際と合わせたり描かれたマンホールの意匠に裏設定を込める等、緻密な計算がなされている咲-Saki-の背景ではレアケースと言って良い上の【1】〜【3】の事例です。

その背後に見え隠れするのは・・・、超多忙な小林先生の修羅場です。

咲-Saki-本編の執筆、阿知賀編のネーム、アニメの監修・・・、そして3月24日に発売される咲-Saki-第9巻・阿知賀編第1巻・咲日和第1巻の購入特典の準備等々と正にラッシュ状態。それが為でしょうか?同じ3月2日発売のヤングガンガンでは「咲-Ski-」の原稿が落ちてしまいました。

 

 

 

 

 〜備忘録・第8話〜

 

 今回第8話が掲載された月刊少年ガンガン4月号は阿知賀編の単行本第1巻発売とアニメ版放映開始を直前に控えて阿知賀編大プッシュの様相です。

 

4月号表紙

 

もう頭から尻尾まであんこ状態ですね。その中で巻頭のカラーページでは2回にわたって単行本発売の告知記事が掲載されています。

 

告知  告知

 

 ・・・でこの告知、一見同じ絵の使い回しかと思えますが、よく見ると微妙に違うのです。穏乃&憧背のイラストと背景画は同じなのにイラストの配置を微妙にズラしているのです。

 ちなみに既に発表されている阿知賀編の単行本第1巻のカバー絵はこれ↓です。吉野山ぽいですが場所はまだ特定されていません。

 

1巻カバー

 

 この3つイラストを眺めてみた、そこで思いついたこと実行してみました。

 

補完・展開

 

 カバー絵をベースに人物を白抜きしたあと告知絵二つの人物の配置の差から生まれる「隠れていた箇所」を補完してみました。

するとカバー絵だけでは判らなかった周囲の状況や穏乃の陰に隠れていた石灯籠らしき石柱などが浮かび上がってきました。特に奥に瓦屋根の大きな建物がはっきりと確認できたことはこの場所が吉野山以外である可能性が高いことを示しています。(吉野山山上だと大屋根は金峯山寺となるが蔵王堂の屋根は桧皮葺)

 

 しかし何故3種類の絵が用意されたのでしょう?普通に考えればわざわざレイアウトを変えたバージョンを用意するよりカバー絵の原版を展開する方が販売告知するにも理に適っているように思えるのですが・・・。

考えられる可能性としては単行本化に先立って作られたカバー絵の没案の復活利用でしょうか?まさかカバー絵の場所を特定する為のボーナスステージというわけではないでしょうけど。(笑

 

 

 

 


 この記事内では比較検討の為に作品の画像を引用させていただいております。

これら画像の著作権はそれぞれの製作会社等に帰属していることを明示させていただきます。

 またこれら画像の使用につきまして問題が生じます場合には、誠にお手数ではございますがゲストブックにご一報をお願いいたします。早急に対応させていただきます。

 

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以上、つたない探訪記をご覧いただきありがとうございました。

よろしければゲストブックにご意見ご感想などお寄せいただければ幸いです。

 

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