漫画【咲-Saki- 阿知賀編 episorde of side-A 】 

 

阿知賀レポート

 

〜 第1話 『邂逅』 〜

 


 


◆作品の舞台を荒らさないように!!
◆現地の方々とは友好な関係を築いて行きましょう!!
◆観光地以外の舞台に関しては、さらに注意が必要!!
→舞台が住宅地である場合は、個人の家を撮影するなど、

プライバシーを侵害する行為などは絶対にやめて下さい。
◆学校などの施設への立ち入りに関して
→外部に一般公開されている場合を除いて、小・中・高校内

に立ち入るのは絶対にやめて下さい。
協賛サイト → 舞台探訪&聖地巡礼のお願い

 


(記事作成:23.8.16) 

 

妄想はスピンオフして吉野の頂きに降臨した

 

 (まずは自画自賛から)

 このサイトではこれまで『吉野町・宝探しゲーム』等で吉野山周辺での咲-Saki-本編の舞台をお伝えしてきました。当初は「作者の小林先生の遊び心」として設定された舞台という位置付けで、和の過去を知る宝探しゲームとして番外編の伏線かと思っていました。

これが変わってきたのは全国大会が始まりその代表校の中に『奈良県代表・阿知賀女子』の名前を見出すことが出来たことからです。

 幾度も通った吉野山の隣の地区・阿知賀、そこから代表校が来るというのは大いに興味をそそられるもので、その後の阿知賀での現地取材を通して「清澄との対戦・親友対決」が仕組まれていると自然と確信しました。(〔奈良県代表校〕 私立 阿知賀女子高等学校

仮想扉絵

↑こんな仮想の扉絵まで作ってしまいましたよ。

それからは「阿知賀女子!阿知賀女子!決勝戦!親友対決〜〜!!」とことある毎に周りにアピールしてドン引きされていたわけですが・・・。

 

 それがまさかの急展開、平成23年6月25日に単行本第8巻の発売と同時に告知されたスピンオフ作品【咲-Saki- 阿知賀編 episorde of side-A】の月刊少年ガンガン誌上での連載開始。原作は小林立先生、作画は『バンブレ』の五十嵐あぐり先生。

告知

(c)2011 Ritz Kobayashi/SQUARE ENIX (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

発表されたビジュアルでは中1和と同じ制服姿の女の子が見えるということは中学時代の話がメインなのかなあ?とあれこれ妄想・・・。こりゃ本当に楽しいわ。

 

 

 そして平成23年8月12日(金)、妄想はスピンオフという翼を生やし聖地・吉野山の頂に降臨したのでした。

 

 

 

 【咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A】

 

月刊少年ガンガン誌上にて連載開始−−−−

 

扉絵

(c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX 

 

 

 

紹介する舞台の場所はこちら↓のMAPで確認できます。

ワイマイマップへ

 

 

 

 

 春爛漫!総天然色の第1話オープニング

 

 

 季節は春、下界とは少し遅い桜が咲き誇る吉野山上、眼下に近鉄吉野駅を眺める下千本地区の風景がこの物語のスタートです。急斜面に桜花が匂い立つ中にぽくりと顔を覗かせる吉野ケーブルの支柱と遠望に金峯山寺の講堂を望む風景に朝日が昇るこの絵は美しい彩色が施されています。この美しさは咲本編と遜色がありません。(・・・というか背景さんが同じ人?)

 

OP冒頭カット

(c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

 

Op

 

  画像では葉が良く茂ってわかりにくいですのでランドマークを示してみました。この場所は吉野ケーブルの吉野山駅から下千本観光駐車場へ向かって歩いてゆくと小坂を登った処にある展望台です。吉野山駅から吉野山中心部へ向かうには反対方向になります。この斜面と向かいの斜面には桜が多数植林されており「下千本」の名に恥じない桜のビューポイントです。

 

 

 

 

隠乃登場  隠乃登場

  (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX 

 

 OP二コマ目は樹上からの光景となります。桜花の向こうに金峯山寺の講堂が見えます。話の流れ的に先程の下千本地区のように思われますが、実はここ、中千本と上千本地区の境目の場所になります。つまり金峯山寺を挟んで反対側(上空)になります。(見えている講堂の屋根はそれぞれ正面と裏側となります。)

 場所は竹林院前バス停近くの上千本へ登る道路の脇にある公園です。樹上でなくこの公園の斜面を登って行くとこの光景に出会えます。高低差がありますのでトリミングすると樹上からのように見えますね。ちなみにキャプ画の様なカットされた木はありませんでした。この下は下千本から続く約2kmの土産物屋&旅館街の終末点であり稜線上地域の下/中千本と山中域の奥吉野とを隔てる結節点でもあります。

 

 

 一方、同じ次ページ内のカットにはマイクロバスのカットが・・・。

勿論このカットもこの公園横から下の道路を眺めればこんな感じです。

キャプ画と全く同じのバスが「登って」きます。

このバスは『吉野大峯ケーブル自動車株式会社』のものでケーブル吉野山駅から奥千本を結んでいます。

 

通学用のバス 通学バス1

      (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

通学バス2

 

 実際の通学用のマイクロバスは狭い中千本地区の稜線道路を通過するにはマイクロバスのサイズで目一杯なのですね。(下画像は黒門付近) 

  

 

花見の公園

(c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX 

 

花見の公園

 

  ちなみにこの場所は、中盤の回想カットで登場した花見をした公園でもあります。(中央の石碑は隠乃に隠れている)

 

 

 

 

 早朝の町を駆ける隠乃

(c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

 

駆け抜ける町

 

 続くシーンでは木から飛び降りて疾走する穏乃がカラー見開き2ページに渡って描かれています。キャプ画の場所は金峯山寺に近い吉野山郵便局の上手です。ここら辺りは金峯山寺から吉水神社や竹林院へ至る裏参道的な区間です。キャプ画ではカットされていますがここの数軒の土産物屋では上空にワイヤーを巡らして日よけの幕を展帳する独特の風景を見ることができます。

ここで先程の公園から既に1km以上を疾走していることになります。下りとは言え小6女子がランドセルを背負ってとは驚異的な脚力です。

 

 

 

 (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

銅の鳥居

 

  結局穏乃は目的地まで走り抜いたようです。終点は咲の舞台探訪者にはお馴染みのランドマーク・「銅の鳥居」です。金峯山寺横を駆け抜けた疾走距離は約1.5kmになります。待っていたのは憧ちゃんです。

 

 

 

ふりふり

(c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX 

辰巳屋前

 

  「フリフリ!!」なんとも端的な言葉です。ここでは短い台詞の中で「転校生さん」こと原村和の立場が明確に語られています。

鳥居の下、背後に写る建物は旅館・辰巳屋さん。上のOPカットの画像で示した「旅館」です。この旅館の屋上からのカットも咲番外編に登場しています。

 

 

 

和登場

(c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

趣味全開宣言の和

(c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX 

名乗り

 (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

和前進

 

  小6和登場!穏乃達に「フリフリ」と呼ばれるだけあってかなり趣味が入っています。当然「和趣味」と「和テイストの吉野山上の町並」とは相容れず相当な浮きまくりな存在だったのではないでしょうか?

銅の鳥居前で繰り広げられる「転校生 VS 在来生」的な応酬ではありますが、どちらも負けていませんね。

上のキャプ画3つは一連のやり取りの中から和の動きを抜いたものですが、コンクリート路面の仕切線を使って二人に迫って行く和の様子をうまく描いて臨場感を高めていますね。

 またここでの新事実としては阿知賀編以前では原村和は幼少の頃より吉野に住んでいたと考えていたのですが、実際には小6春からの僅か2年間であったことですね。

 

 

 

《閑話休題》

 

 上の3連キャプ画の冒頭で和は背後の階段を上ってきたように描かれています。実はこの階段は咲-Saki-アニメ版の購入特典用DVD収納BOXの片面↓に描かれています。

 

 中1時代の制服(阿知賀女子)を着用し、手に学生鞄を持っていることから下校風景の一コマと推論していましたが、今回の描写でそのことが裏付けられこの階段の奥の凹地に身を寄せる小さな集落の中に原村家が有ると設定されているようです。

 

 またこのBOX絵では和の右耳付近に木の案内板らしきものが描かれていますが、これは現在別の物に変わっています。キャプ画では案内板自体が描かれていません。(案内板自体は補修等の為に結構取り外されていることがあった)また看板のすぐ近くに置かれている黄色い酒瓶ケースはまだ程度が良かったので最近置かれた物だと思われます。木立の中の建物の見え具合からも考えると今年の冬から春にかけての時期に現地ロケハンが行われたのではないかと推察できます。

諸国漫遊記・吉野町・宝探しゲーム

 

 

 

 

 

(再開)

銅の鳥居

 (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

 

  さて少し戻って穏乃が銅の鳥居に到着した際のやりとりです。

「バス」とは上に登場したマイクロバスを指すようです。

 

 バス停

 

  吉野山上には学校施設はありません、ここ銅の鳥居前はコミュニテイーバスの停留所になっていますので通学用のバスを待っているのでしょう。余談ですが先程登場した吉野・大峯ケーブルのマイクロバスはここには止まりません。

しかしこのコミュバスは時刻表によれば公園近くのバス停から銅の鳥居まで7分程度の所要時間だそうです。穏乃はバスがやって来たのを見てスタートし、3分の余裕を持ってゴールしたので、1,5kmを4分台で駆け抜けたことになります。

時速にして20km以上、キロ3分ペース。陸上選手でもかなり上位の早さです。

なのに息切れ一つしていない・・・、穏乃その底なしの体力恐ろしい娘。代わりに穏乃は計算が出来ない子らしいですが・・・。

 

 

 

扉絵 扉絵

        (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

 

  そしてここで扉が来ます。

この場所は公園よりさらに300m程登った休憩所と小さな祠がある広場から撮りました。中千本の桜林越しに金峯山寺の講堂を望む華麗な絵ですね。

 

 

 

 

  いろいろと予想が違った阿知賀女子

 

 

 いよいよ本題に入って行きます。

放課後(ランドセルを持ってないし、憧は着替えているから)に何故か全力疾走している三人娘。行き着く先は『阿知賀女子学院』・・・。

 

学院?だったのね

 (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX 

 

 がっ・・・、『学院』ですか!

咲-Saki-本編でのインハイ全国大会トーナメント表では『阿知賀女子』と標記してあったので単純に「阿知賀女子高等学校」としてましたよ。(→奈良県代表校〕 私立 阿知賀女子高等学校

さてその校舎なのですが・・・

 

  (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

 

うわ〜〜〜メルヘンチック・・・。

でも丘陵地域に田園風景が広がる実際の阿知賀地区の風景とは違うようです。

この光景は吉野川北岸に広がる大阿太高原での近鉄福神駅周辺に近いですね。

 

 

 

玄さん登場

 (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX 

 

 第4の娘・玄ちゃん登場!どうやら特殊能力の打ち手のようです。

詳細は次回以降に

 

 

 

山上の生活あれこれ

 

 今回は三人娘達の吉野山山上の生活の模様も織り込まれています。

 

帰り道

 (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX 

帰り道1 

 

 「阿知賀こども麻雀クラブ」からの帰り道の様子です。ケーブルの吉野山駅から少し下がった場所ですが、この奥に山上駐車場へと近鉄吉野駅からの登山道の分岐があり三人娘達はバスには乗らず元気に駅から登山道を登ってきた物と推測できます。

 

 

帰り道2

  (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

 帰り道2

 (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX 

 

 同じく帰り道です。銅の鳥居間近の参詣道を登って行きます。

 

 

 

隠乃の自宅周辺 隠乃自宅

 (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX 

  

どこ?

 (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

 

 話変わって中3の穏乃ちゃん衝撃を受けて疾走する之図です。

インターミドル全国大会で優勝する和の姿を見て思わず・・・、ってことですがここでは穏乃や憧の家について考察してみましょう。

 

 まず穏乃ですが自宅周辺の様子も描かれていますがまだ特定できません。

OPの公園の位置や坂に石積みの民家が描かれていることから、公園から少し上の扉絵の場所周辺にある集落ではないかと思います。

 

 憧の場合は描写はないですが、銅の鳥居が通学バスの集合点になっていることと帰り道2でも銅の鳥居まで一緒に帰ってきていることから銅の鳥居周辺か金峯山寺までの小集落に住んでいることが推察できます。

簡単に家の推定場所を示すとこんな↓感じですね。

 

 

 

 

(おまけ)

 

川遊び

  (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

 

 

  吉野での楽しい日々の様子の中で花見の公園は特定できましたが、他は不明です。川遊びのシーンは恐らく近鉄六田駅裏の河原でないかと考えていますが取材当日はイベントをしていたので確認できていません。(画像は六田駅下流の橋から撮影、遠景の橋は美吉野橋)

 

 

 

 

 

 

 〜備忘録・第1話〜

 

 【第1巻からの定説が覆される】

 

 今回話の流れとして当然、和が中2の春に吉野を離れるエピソードが盛り込まれています。これによって和は長野に引っ越して咲-Saki-本編へと話が繋がって行くわけです。

 

 カミングアウト

  (c)2011 Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

 

それとは別にこの台詞には重大な情報が・・・。

「母の仕事は2〜3年で転属」ってお母さんの方が公務員だったの?

・・・というのは本編単行本第1巻第1話でタコス嬢がこう↓言って和を宮永咲に紹介しています。

 

 

©2008 Ritz Kobayashi/SQUARE-ENIX

 

 

 

 

 そして2回程お父さん登場。クールで高圧的な口調は正に敏腕検事さんのようでした。公務員たる検事さんなら地方回りで長野の片田舎に赴任したのならこんな台詞も出たのだろうと思っておりましたが・・・。

 

 

©2008 Ritz Kobayashi/SQUARE-ENIX

 

 それがまさかのお母さんの方が検事さんだったとは・・・。(弁護士さんは基本的に転勤はないから・・・)

あれ?そうなるとそもそもこの夫婦同居しているのであろうか?

奥さんの転属の度に転勤する弁護士さんとういうのも聞いたことがないので、普段は別居しているのじゃないかな?和も母親と父親の間を行ったり来たりしているのかも?(長野も奈良も片親の描写は今の所無いからね)

 

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 この記事内では比較検討の為にアニメーション作品等の画像を引用させていただいております。

 これら画像の使用につきまして問題が生じます場合には、誠にお手数ではございますがゲストブックにご一報をお願いいたします。早急に対応させていただきます。

 またこれら画像の著作権はそれぞれの製作会社等に帰属していることを明示させていただきます。

 


 

以上、つたない探訪記をご覧いただきありがとうございました。

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