
涼宮ハルヒの脱糞1 涼宮ハルヒの脱糞2 メキシコ上陸編 涼宮ハルヒの脱糞3 歪むセカイ編 涼宮ハルヒの脱糞4 ドキッ☆危険だらけの遺跡編 328 自宅警備員(アラビア) [] 2007/03/31(土) 04:48:02.46 ID:epaf4Ilv0 神が力を得たのは、神がそう望んだからだ。 神が力を失うのもまた、神がそう望んだからだ。 僕らにそれを止める術は、――――ラストスパート開始 329 名前: ひよこ(東京都)[sage] 投稿日:2007/03/31(土) 04:52:09.95 ID:H5bR45o40 きたー! そしてタイトルとサブタイのギャップに戦慄><; 330 名前: 遣唐使(大阪府)[] 投稿日:2007/03/31(土) 04:52:10.20 ID:Ploccxuh0 絵のシリアスさとタイトルが見事に噛みあっていないwww 331 自宅警備員(アラビア) [sage] 2007/03/31(土) 06:08:10.47 ID:epaf4Ilv0 俺は往生際の悪いことに、 これから先に何が起きるのか朝比奈さんに食い下がって尋ねたが、 謝りながら「禁則事項です」と言うだけで答えてくれなかった。 みくる「気をつけてください、としか、 わたしの口からは言えないんです。 ごめんなさい、ごめんなさい…」 これ以上問い詰めたら泣き出してしまいそうだ。 冷静さを失っている自分を叱咤して、背筋を伸ばす。 現主流派だろうが未来人だろうがなんだろうが、どんと来い!超常現象! でも不意打ちは止めて頂きたいものだ。せめて合図くらいはくれ。 長門「だいじょうぶ。 わたしがさせない」
意思の篭った声でそう呟いた長門は、すたすたと月のピラミッドを目指して歩き出した。 そうだ、早くハルヒ達と合流しないと。 357 名前: 通訳(和歌山県)[] 投稿日:2007/03/31(土) 11:06:21.81 ID:SI+YYBRU0 やあ (´・ω・`) (中略) うん、「また」なんだ。済まない。 (後略)
背景おかしいよね(´・ω・`) 370 自宅警備員(アラビア) [sage] 2007/03/31(土) 12:00:32.48 ID:epaf4Ilv0 ごめん気付いたら寝てた >>357 GJ!背景きれいです。 >>363 乙であります!!めがっさGJ! ところでちょっとスレ住民に聞きたいのだけど この先の展開はもう最終章だから安価ないし、 ある程度まとめ書きして投下した方がいいかな? それとも今まで通り書いたらすぐ投下の方がいいかな? 371 名前: 看護士(長屋)[] 投稿日:2007/03/31(土) 12:03:00.94 ID:8BxdQT2P0 >>370 安価ないならまとめ書きに一票 378 自宅警備員(アラビア) [sage] 2007/03/31(土) 12:16:49.03 ID:epaf4Ilv0 おk!まとめ書きに決定。 じゃあ早速終わりに向かって突っ走ってくるノシ 608 元祖広告荒らし(アラビア) [] 2007/04/01(日) 09:35:58.99 ID:x++5xQKv0 遅くなってごめん。 森さん登場まで書けたからまとめ投下する。 613 元祖広告荒らし(アラビア) [] 2007/04/01(日) 09:39:47.81 ID:x++5xQKv0 涼宮ハルヒは自らの抱える矛盾と戦い、拒否し続けてきた。 …まさかその矛盾を彼女が受け入れるとは、誰が予測しただろう。 ポメラニアン仙道「ヤバイよ、はやーくここからデタほうがいいヨ」 とにかく何か発言しなければと思い口を開きかけたのだが、 ニューロン仙道によって遮られてしまった。しかも顔が近い。 涼宮ハルヒの前でなければ張り倒していた所だ。 ハルヒ「出た方がいいって、何で?」 ポメラニアン仙道「ノノノ、ハルにゃんにはおしえられナーイ!チョットあっちイッテテしっし!」 ハルヒ「……今猛烈にイラッときたわ。仙道ちょっと殴らせなさい」
古泉「男同士の内緒話ってやつですよ、涼宮さん。 ちょっと彼と2人きりで話させて貰ってもいいですか?」 優等生の爽やかな笑みを浮かべて涼宮ハルヒから了承を得た後、 会話の内容を聞かれない程度離れた位置にクラミジア仙道を引っ張った。 620 元祖広告荒らし(アラビア) [] 2007/04/01(日) 09:43:59.35 ID:x++5xQKv0 古泉「…早くここから脱出した方がいい理由とはなんですか?」 ポメラニアン仙道「えっとネー、ムツカシイことYOにはよっくわかんないんダケドー、 ナニかヤバイのいるよ。 オールドスプリング君はナニもかんじない?」 同じTFEI端末のくせに、長門有希とは違って役に立ちやしない。 『ヤバイもの』とは一体…現主流派か? しかしそのヤバイものが現主流派であった場合、 情報統合思念体出身である彼が的確に気配を読むことが出来ないのは妙だ。 僕も神経を研ぎ澄まして『何か』を感じ取れないか試みたが、 僅かな違和感を感じるだけで詳細は分からなかった。 621 元祖広告荒らし(アラビア) [] 2007/04/01(日) 09:46:09.73 ID:x++5xQKv0
月のピラミッド内部は真っ暗だったが、 長門が聞き取れない呪文を呟くと、俺達3人の周囲だけ明るくなった。 RPGなんかでよく使われる魔法みたいだ。 ふと足元を見ると、等間隔で使用済みのマッチ棒が落ちていることに気付いた。 多分、ドウゾアンカナラシターから出かける時古泉に渡したものだ。 イナバウアー仙道もレミーラくらいは使えるんだろうが、ハルヒの前だし自粛したのだろう。 長門「…………!」 まるで忍者みたいな足取りでさっさと進んでいた長門が、突然急停止する。 キョン「どうしたんだ、長門」 長門「この付近に時限断層が存在。 その内部に古泉一樹とジャガリコ仙道が取り込まれた可能性がある」 625 元祖広告荒らし(アラビア) [] 2007/04/01(日) 09:50:26.04 ID:x++5xQKv0 キョン「時限断層って、カマドウマの時みたいなやつか?」 長門「同一の呼称を持つだけで、形成過程や介入方法は異なる」 キョン「そんな物、一体誰が……まさか現主流派!?」 長門「解析不能。 しかし解析時にかけられたプロテクトコードが、 あなたをホームから突き落とした人物のものと酷似している」 キョン「ってことは、この辺りにある時限断層とやらを作ったのは未来人なのか?」 長門「その可能性は高い」
ますます朝比奈さん側の組織と敵対する未来人の目的が分からない。 俺の命が狙いなら、古泉とマチュピチュ仙道を時限断層に隔離する必要ないはずだ。 最終的には長門や朝比奈さんも取り込んで、 俺独りになったところを狙う作戦なのだろうか。用心深い連中だな。 朝比奈さんは気まずそうな顔で、サンダルのつま先を一生懸命見つめている。 あなたが気に病むことはないんですよ、だから元気を出してください。 628 元祖広告荒らし(アラビア) [] 2007/04/01(日) 09:57:25.33 ID:x++5xQKv0 ――気付いた時にはもう遅かった。 僕と二コレット仙道を取り巻く風景は瞬時に歪み、色彩を変え、幾何学模様が渦巻く空間へと変化した。 極彩色の波が交じり合う様は目に毒だ。視覚からの情報が脳に混乱を生む。
ここには、涼宮ハルヒの姿が見当たらない。 つまり、この空間の創造主の狙いは僕とパセンジー仙道のみということ。 古泉「……この空間は、現主流派の方々が作り出したものと見て問題ありませんね?」 ポメラニアン仙道「ワタシただのバックアップだから、ゼーンゼンわかんないヨー!タスケテー!!」 長門有希のバックアップとはいえ、情報統合思念体の端くれならば真っ先に状況を把握するよう善処すべきだ。 しかしこのTFEI端末ときたら、完璧に取り乱して解析を始める素振りすら見せない。 「久しぶりね、古泉一樹」 不意に後方から聞こえた声は、僕のよく知る人物のものだった。 95 プロ棋士(アラビア) [sage] 2007/04/02(月) 05:10:10.23 ID:tHWdZRIe0 長門「今すぐ古泉一樹の閉じ込められた時限断層へ向かう。 少しの間、目を閉じていて」 長門に促されるまま、俺と朝比奈さんは目をつぶった。 ほんの1、2秒後、目を開くとそこは別世界だった。 ずっと前、朝倉が俺を狙って襲撃した時に見た光景とよく似ている。 古泉とプリキュア仙道の姿を確認すると、俺はほっと胸を撫で下ろした。 キョン「よかった、無事だったか」 古泉「…どうやら再会を喜んでいる場合ではなさそうですよ。 黒幕のおでましです」 口だけで笑う古泉が指差した先に立っている女性は、 古泉が所属する機関の構成員の一人、森園生さん………だと思う。 96 プロ棋士(アラビア) [sage] 2007/04/02(月) 05:10:45.59 ID:tHWdZRIe0 何故その女性が森さんだと自信を持って断定できないかというと、 まず俺の知る彼女はあんな絶望感と憎しみに満ち溢れた瞳をしていない。 倦怠感を纏わり付かせた容貌は、森さんのもつあどけなさを完全にかき消していた。
本人なのに本人じゃない。 この感覚を、俺は知っている。 いつだったか、長門の言葉を借りれば朝比奈さんの異時間同位体、 朝比奈さん(大)に初めて会った時もこんな違和感を感じた。 キョン「もしかして…… 未来から来た森園生さん、ですか?」 別に確信は無かったが、考える前に口が勝手に動いていた。 森「あら、案外勘が鋭いのね」 その反応からして、どうやらビンゴらしい。 97 プロ棋士(アラビア) [sage] 2007/04/02(月) 05:11:17.41 ID:tHWdZRIe0 森「この娘をダシに使えば、必ず来ると思っていたわ」 すうっと幽霊のように、森さんの背後に数人の男達が現れた。 その内の1人が、気を失っている鶴屋さんを抱えている。
みくる「鶴屋さん!」 男達の元へと駆け出してしまいそうになる朝比奈さんを、俺は寸前で引き止めた。 古泉、もしかしてこの誘拐事件はお前等機関が用意したサプライズパーティーというやつか? だとしたらいつにも増して趣味が悪い。悪すぎるぞ。今すぐ止めさせろ! 古泉「今回の件に関しては、僕としても何がどうなっているのかさっぱり分かりません」 そう答える古泉の声は真剣だ。本当に何も知らないのだろう。 99 プロ棋士(アラビア) [sage] 2007/04/02(月) 05:13:18.01 ID:tHWdZRIe0 古泉「とにかく、鶴屋さんをこちらに返して頂きましょう。 機関の構成員であるあなたが、 鶴屋家の人間に手を出すとは……どういう了見ですか」 森「機関?」 何が可笑しいのか声を上げて笑い出した。 森「機関なんてもの、もうとっくに解散したわよ。残党が残っているだけ。 …あなたのせいよ、古泉一樹。 あなたが機関を裏切ったから――」 この世の全てが憎いとでも言いたげな目で、森さんは古泉を睨みつけた。 あんなに穏やかで清楚な雰囲気を漂わす森さんが、 将来こんな恐ろしい女性になってしまうだなんて信じたくもない。 101 プロ棋士(アラビア) [sage] 2007/04/02(月) 05:18:04.38 ID:tHWdZRIe0 森さんの言葉が真実なら、 未来では古泉が機関を裏切り何かやらかしたおかげで機関壊滅、 構成員のみなさんはお先真っ暗ということか。 キョン「おい古泉!お前は未来で何やらかしたんだっ」 古泉「未来のことなんて、知りようがありませんよ。 朝比奈さんなら何か知っているんじゃないですか」
俺に肩を掴まれたままの朝比奈さんの体がびくっと跳ねる。 しかし、どうせそれは禁則事項だ。 朝比奈さん(小)がそれを俺達に伝えられる権限など持っちゃいないだろう。 森「さあ、この娘を開放して欲しければさっさと涼宮ハルヒの鍵をこちらに渡しなさい」 みくる「あ、あなたたちの思い通りにはさしぇましぇん!!!!」 朝比奈さんは俺の手を振りほどくと、 ワンピースを翻して白いふとももを露にさせた。うお、眩しっ! 103 プロ棋士(アラビア) [sage] 2007/04/02(月) 05:20:52.30 ID:tHWdZRIe0 その神々しいふとももの側面にはホルスターが取り付けられていて、 朝比奈さんはそこから素早く銃らしき物体を抜くと、 生まれたての小鹿のように体をぷるぷると震わせながら森園生達と対峙した。
もしかしてそれ、光線銃ってやつですか? キョン「朝比奈さん、危ないですから下がってください!」 みくる「キョン君こそ、危ないですからしゃがっててくだしゃい!!」 震える朝比奈さんは、今にも手中の光線銃を落としてしまいそうだ。 そんな状態でまともに戦えるとは思えない。 森「武器の携帯許可が下りたのね…。 そちら側も、遂に本気を出してきたということ………」 森さんが片手で何か指示を出すと、背後で待機していた男達が俺達めがけて飛びかかってきた! 106 プロ棋士(アラビア) [sage] 2007/04/02(月) 05:41:27.45 ID:tHWdZRIe0 またある程度溜まったら投下しに来ます。 今日中には戻れるから待ってて。 130 プロ棋士(樺太) [sage] 2007/04/02(月) 11:50:27.72 ID:tHWdZRIe0 またある程度溜まったので投下します。 131 プロ棋士(樺太) [sage] 2007/04/02(月) 11:53:05.51 ID:tHWdZRIe0 最初に反応したのは、長門だった。 朝比奈さんの頭に見惚れるほど完璧なかかと落としをくらわせ地面に叩き落した後、 重力を無視して宙を舞い(この空間に万有引力の法則なんてあるのか知らないが)、 呪文を唱えて男達の行方を阻む光の壁を生み出す。 だが敵もなかなかのやり手だ。 奴等が腰の鞘から抜いたライトセイバー的な剣は、長門の作ったバリアーを簡単に切り裂いてしまう。 敵の一人が長門に斬りかかるが、古泉の放った火の玉がそれを阻止した。 長門と古泉が壮絶な攻防戦を繰り広げている間に、俺は朝比奈さんを抱き起こした。 さっきのかかと落としが効いたのか、完全に気を失っている。 折角の光線銃も朝比奈さんに持たせれば猫に小判だし、 戦線を離脱させるのは正しい判断だと思うが、もう少しマシなやり方は無かったのだろうか。 134 プロ棋士(樺太) [sage] 2007/04/02(月) 11:53:26.65 ID:tHWdZRIe0 俺と古泉と朝比奈さんを庇いながら戦うのは、いくら長門でも相当な負担だろう。 敵の攻撃から俺達を守るのが精一杯のようで、反撃は殆ど出来ていない。 古泉は果敢に火の玉を投げつけるが、暫くするとその攻撃は見切られてしまい、 全く通用しなくなってしまった。 一方、バックアップであるはずのアナキン仙道は全く役に立たず、 何かぶつぶつ呟きながら棒立ちしている。 ……畜生、俺に何かできることはないのか!? だがあんな滅茶苦茶な連中と戦うことは、ただの一般人である俺には到底無理だ。 俺に身を守る手段さえあれば、長門はもっと有利に戦えるかもしれない。 せめて武器さえあれば――――そうだ、朝比奈さんの光線銃がある。
光線銃は朝比奈さんがかかと落としをくらった時に落としてしまったのか、 ここから少し離れた位置に転がっていた。5秒、いや2秒あれば取れる。 隙を突いて光線銃を手に入れようと、俺は走り出した。 古泉「動かないで下さい!!!!」 珍しく切羽詰った声を古泉が上げ、驚いた俺は急停止する。 赤くて生暖かい液体が、俺の服を染めた。 135 プロ棋士(樺太) [sage] 2007/04/02(月) 11:54:50.24 ID:tHWdZRIe0 名前欄アラビアじゃなくなってるwwww PCも接続元も変えてないのに何で?wwwwww 137 プロ棋士(樺太) [sage] 2007/04/02(月) 11:57:21.54 ID:tHWdZRIe0 俺を庇うように立つウータパウ仙道の体を、何本もの光の矢が貫いている。 傷口からは絶え間なく鮮血が噴出し、俺の視界は赤で塗りつぶされた。 ポメラニアン仙道「…ヨカッタ、マニあったヨー」 仙道は、こんな時ですらいつもの気色悪い笑みを浮かべていた。 次の瞬間、足元から輝く結晶になって消えていく。 お前もTFEI端末なら、これくらいの攻撃受けても平気なんじゃないのかよ。 どうして消えちゃうんだよ。どうして。 朝倉「あいつらの武器、厄介だわ。 対TFEI端末用崩壊因子が仕込まれてる。 未来人も大したものね」 いつの間にか朝倉涼子が仙道の横に立っていた。
朝倉「上出来よ、仙道。 あとはわたしに任せて休みなさい」 満足そうに頷いたポメラニアン仙道は、光の粒となって、消えた。 141 名前: ロケットガール(アラバマ州)[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 12:02:02.51 ID:Iu0wlFgq0 うわあああああマーベラス仙道おおおおおおおおお 142 プロ棋士(樺太) [sage] 2007/04/02(月) 12:04:47.58 ID:tHWdZRIe0 ただ、ウザイだけの存在だと思っていたのに。 気付けば俺の両目からは塩味のする透明な液体が流れ出ていた。 朝倉「命拾いしたわね。 わたしが来たからにはもう大丈夫よ。あなたを守ってあげる。 この時限断層の空間閉鎖を解除した彼に感謝しなさい」 戦わずに棒立ちしていたのは、情報の解除に専念する為だったのか。 本当に役立たずなのは俺だ。悔しくて情けなくて、ただただ拳を握る。 …最後に、名前くらいちゃんと呼んでやればよかった。 それからはさっきまでの苦戦が嘘のように敵と俺達の立場が反転し、 長門と朝倉と古泉は次々と敵をなぎ倒していった。 残るは森園生と、鶴屋さんを抱えた男のみだ。 145 プロ棋士(樺太) [sage] 2007/04/02(月) 12:10:02.67 ID:tHWdZRIe0 朝倉「死になさい」 非の打ち所のない可憐な笑顔を披露しながら、朝倉は自らの腕を銀色の刃に構築した。 キョン「待て、朝倉!!」 未来の森さんは、何か特別な理由があってこんなことをしでかしたのだろう。 話し合えば解決できるかもしれない。殺すなんて論外だ! だが朝倉は俺の言葉に耳を貸そうともせず、銀の刃を森さんめがけて伸ばした。 2人の間には充分な距離があったし、避けようとすれば避けられたのだと思う。 しかし、 森さんは避けるどころか安著するような笑みを浮かべ、 両腕を広げてそれを受け入れた。
146 名前: 新聞社勤務(広島県)[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 12:11:03.28 ID:pBtpb0LR0 森さぁぁぁぁあああああん! 149 名前: 電話交換手(北海道)[] 投稿日:2007/04/02(月) 12:13:12.78 ID:WJ6caZVG0 映 画 化 決 定 151 プロ棋士(樺太) [sage] 2007/04/02(月) 12:20:27.90 ID:tHWdZRIe0 今書き溜めしてある分はここまでです。 沢山書いたつもりでも投下してみると短いな… 155 名前: 組立工(和歌山県)[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 12:28:44.37 ID:IJxwhueY0 文字数約1,600 これを誰が短いと言おうか・・・ GJwwwwwww 311 旅人(樺太) [sage] 2007/04/03(火) 03:09:12.40 ID:VnJVZ3An0 今北。キョン芋テラカワユス またちょっと溜まったから投下します。 313 旅人(樺太) [sage] 2007/04/03(火) 03:10:15.20 ID:VnJVZ3An0 また名前欄がアラビアじゃないwww できればこれが本当に、機関主催の悪趣味なドッキリであって欲しい。心の底からそう願うね。 だが機関の一員である古泉はいつもの胡散臭い笑みを失い、口元を押さえて森さんから目を逸らしているし、 ドッキリですなんて看板掲げる仕掛け人はいない。 これは、現実だ。 朝倉「そっちの男で最後ね」 ずる、と森さんの体から朝倉の刀に変えた腕が抜かれると、 胸の真ん中辺りにぽっかりと開いた穴から血が雨みたいに噴出した。 朝倉は鶴屋さんを抱えたままの男の方を向き、再度腕を刃物に変える。 キョン「もう止めろ!!!!!」 俺は喉がぶっ壊れるくらいの大音量で叫んで、朝倉に全身で体当たりした。 そのせいで軌道がずれ、朝倉の腕は目標を貫くことなく宙を斬った。 「…いえ、いいんです。 私を殺してください」 男は鶴屋さんを丁寧に降ろすと、顔を覆っていたマスクを外す。 その下から現れたのは、年月の刻まれた皺を増やした新川さんの顔だった。
314 旅人(樺太) [sage] 2007/04/03(火) 03:13:25.47 ID:VnJVZ3An0 古泉「新川さん……どうして…………」 どうして、こんなことを。 どうして、殺してくれだなんて。 同じ疑問が、古泉の頭にも浮かんでいるのだろう。 新川「……どうせ世界と心中するつもりだったのです。 さあ、早く」 新川さんは、さっきの森さんのように両腕を広げて静止した。 朝倉が早速殺しにかかろうとするが、長門がそれを押さえつける。 キョン「”心中”って………最初から死ぬつもりで、こんな」 新川「我々は創造主の鍵であるあなたを殺害し、すべてを終わらせようと謀っておりました。 ……私の存在する未来は、混乱と絶望で満ち溢れています。 生きる価値もない。滅びた方が世界と、人々の為なのです。 あなた方が、私に終焉を与えて下さらないのなら――――」 哀しい目で俺達を見据えると、 彼は自らの側頭部に握った光線銃を当てた。 316 旅人(樺太) [sage] 2007/04/03(火) 03:17:29.97 ID:VnJVZ3An0 白髪が、淡い朱色に染まっていく。 新川さんはそのままバランスを崩すと、かくり、と人形のように倒れてしまった。 古泉「新川さん!!!!」 らしくない声を上げて、古泉は新川さんの元へ駆け寄る。 俺はというと、体からすっかり力が抜けてしまって、 まともに立っていることすらできすに膝から崩れ落ちた。 周囲に渦巻いていた極彩色の波形はいつの間にか澄んだ青空に、 足元は柔らかな粒が広がる砂丘へと姿を変えた。 俺の体中に散らばったポメラニアン仙道の血が光の粒子になって消えていく。 この時俺は、本当にあいつはこの世界からいなくなっちまったんだなと改めて思った。 森さんも、新川さんも、その他の未来人も、さらさらとした透明の結晶となって空に舞い上がる。 317 旅人(樺太) [sage] 2007/04/03(火) 03:19:22.72 ID:VnJVZ3An0 キョン「終わったのか、これで……」 古泉「…未来の彼等の陰謀は、おそらく潰えたのでしょう」 古泉の声は、何かを堪えるように僅かに震えている。 こんな時くらい、素の性格を曝け出して泣いても構わないのに。 未来の、とはいえ森さんと新川さんを失った悲しみは、 彼等との付き合いが長い古泉にとってどのくらい辛いのだろう。 朝倉「まだ終わってないわよ。 古泉一樹、朝比奈みくる、長門さん、あなたたちにも死んでもらうわ」 どこまでも血の気の多い奴だ。 森さんと新川さんのショックで忘れかけていたが、 そういえば朝倉含む現主流派の目的は俺とハルヒを除くSOS団員のマジな抹殺だったな。 318 名前: 請負労働者(長崎県)[] 投稿日:2007/04/03(火) 03:20:50.92 ID:WRpxczjf0 なんというシリアス展開・・・ 脱糞から、この展開を予想した人間がいただろうか・・・ 319 旅人(樺太) [sage] 2007/04/03(火) 03:23:11.28 ID:VnJVZ3An0 今投下できる分はここまでです。 あれ、思ったより進んでなry ハルヒの分裂テラホシス…(´・ω・`) 321 名前: 請負労働者(長崎県)[] 投稿日:2007/04/03(火) 03:24:08.43 ID:WRpxczjf0 >>319 テラ乙 マイペースでかまわんよ 近いうちに日本に戻ってくる予定はあるの? 325 旅人(樺太) [sage] 2007/04/03(火) 03:28:45.75 ID:VnJVZ3An0 >>321 ちゃんと帰国するのは一年後。 志望校見学したいから夏休みの6月か7月中には一時帰国するかもしれない。 121 プロ固定(樺太) [sage] 2007/04/04(水) 01:21:11.93 ID:KHDU6w6u0 古泉「その決断は、些か早すぎると思いますよ」 ハッタリでもかましてこの場を凌ぐつもりだろうか。 古泉は勝負あったとでも言いたげな余裕の表情で、 今にも全身を凶器に変えて突っ込んできそうな朝倉に呼びかけた。
朝倉「命乞いする気? みっともないわよ、超能力者さん」 古泉「僕達団員を殺せば、 命乞いすることになるのはあなたがた情報統合思念体の方です」 コイツが何を言いたいのか、俺も長門も朝倉もさっぱり分からない。 古泉「つまり、今の涼宮さんにとっての”鍵”は彼だけではないということですよ。 僕や朝比奈みくる、長門有希を殺せば、 涼宮さんの力を活性化させるどころか世界は崩壊するでしょうね」 122 プロ固定(樺太) [sage] 2007/04/04(水) 01:21:46.67 ID:KHDU6w6u0 朝倉「何を根拠にそんな……」 寝耳に水とはまさにこのことだ。 俺は予想だにしなかった古泉の一言にそれなりに衝撃を受け、 ただ意味もなく瞬きを繰り返していた。 古泉「今の涼宮さんは、もう独りきりの世界に閉じこもる少女ではありません。 詳しくは団長と副団長の秘密、ということで言えませんが…そうですね。 涼宮さんは僕達が思っているより、僕達のことが大好きみたいですよ」 ハルヒは何か古泉に言ったのだろうか。…俺のいない間に。 思ったより動揺している自分に動揺する。 古泉「さあ、どうしますか。忠告はしましたよ。 後の判断はあなた方に任せます。 僕としては、長門さんの属する旧主流派のように慎重に事を進める道を推奨しますが」 朝倉「………………」 123 プロ固定(樺太) [sage] 2007/04/04(水) 01:22:12.60 ID:KHDU6w6u0 朝倉と古泉は、暫く互いの思考を読むかのように睨み合っていた。それを俺と長門が見守る。 先に根負けしたのは朝倉の方だった。 朝倉「まさかあの涼宮さんが他の人間も選ぶとはね………」 目を閉じて首を僅かに振った朝倉は、5メートルくらい後ろに飛んで着地した。 その後勢いよく立ち上がると、俺を真っ直ぐ見つめてこう言った。 朝倉「彼女を変えたのは、 やっぱりあなたなのかしら?」 そんなの知ったこっちゃない。 朝倉「そうね、すべては涼宮さんのみぞ知る……なんちゃって」 くす、と小さく笑うと、朝倉の体は次第に透明になって消えていった。 124 プロ固定(樺太) [sage] 2007/04/04(水) 01:22:39.13 ID:KHDU6w6u0 キョン「古泉、お前…その……ハルヒと何かあったのか?」 古泉「おや、やっぱり気になります?」 キョン「べ、別にそういうわけじゃ…」 古泉「やれやれ、あなたも少しは素直になった方がいいですよ。 鳶に油揚げさらわれても僕は知りませんから」 ハルヒが、俺以外の人間とも一緒に生きることを望んでいる。 これは大きな進歩だ。喜ぶべきことだろう? ……少し寂しいと思う、俺の方がおかしいんだ。 196 プロ固定(樺太) [sage] 2007/04/04(水) 12:12:07.08 ID:KHDU6w6u0 今北&エピローグ書き終わった…! 200 プロ固定(樺太) [sage] 2007/04/04(水) 12:23:08.46 ID:KHDU6w6u0 安価で進めた話を無理矢理まとめたから、 とってつけたような終わりなのは先に謝っておきます。ごめんなさい。 では投下開始 201 プロ固定(樺太) [sage] 2007/04/04(水) 12:25:20.89 ID:KHDU6w6u0 その後のことを少しだけ語ろう。 俺達SOS団は、 鶴屋さんを見事誘拐犯から救出した勇気ある若者としてメキシコシティ警察署から感謝状が贈られ、 そのことがメキシコでも日本でも大々的なニュースとなった。 尚、誘拐犯は未だ逃走中ということになっている。 …主犯の2人は死んでしまったし、他の共犯者は未来に帰ってしまっただろうし、捕まえようがないけどな。 ハルヒは誘拐犯を取り逃がしたことや、鶴屋さんをハルヒ抜きで勝手に助け出してしまったこと、新聞記者等の取材に追われて 本来の目的であるチュパカブラ捜索が出来なくなってしまったことについてしばらくの間へそを曲げていたが、 連日のようにテレビに映る表彰式での自分達の姿を見てすっかり機嫌を取り戻していた。 それどころかティオティワカンにSOS団の像が建てられる日も近いわね!なんて調子に乗っている。やれやれ。 現在、俺達はドウゾアンカナラシターで帰国の準備を始めている。 女子よりも早く荷造りを終わらせてしまった俺と古泉は、ホテル内の喫茶店で暇を持て余していた。 古泉「未来は、必ずしも1つとは限らないのではないでしょうか」 聞いてもいないのに、古泉は自分の意見を長々と語りだした。 202 プロ固定(樺太) [sage] 2007/04/04(水) 12:26:40.64 ID:KHDU6w6u0 古泉「僕には、あの森さんと新川さんが朝比奈みくると同じ時間軸上から来たとは思えないのですよ。 新川さんは言いました。”私の存在する未来は、混乱と絶望で満ち溢れている”と。 未来のことを過去の人間に教えることは、未来人にとって禁則事項であり、してはいけないことのはずなんです。 しかし彼等は禁則事項に縛られていなかった。 …彼等が切羽詰っていたから可能だったのかもしれませんが、 朝比奈みくるの存在する未来とは違い、彼等の未来にはそのような禁則は存在しないとも考えられる。 いや、しかし、もしそうであれば現代には未来を知る人間が溢れ……、 すみません。自分でも自分が何を言ってるのかよく分からなくなってきました」 それは、憶測でもなんでもないお前の願望なんじゃないのか。 古泉「………そうですね。 あなたはどう思いますか?」 キョン「俺は…………、」 203 プロ固定(樺太) [sage] 2007/04/04(水) 12:29:44.77 ID:KHDU6w6u0 …森さんと新川さんは、自分達の命を犠牲にして最後の賭けに出たんじゃないかと思う。 本気で俺を殺して世界を崩壊させるつもりだったのなら、 俺以外の団員を時限断層とやらに閉じ込め、その間に独りになった俺を狙えばよかったんだ。 その他にも確実な方法はいくらでもあった。 禁則を破り未来の現状を伝えて、俺達の目の前で悲劇的な死を遂げる。 そうすれば俺達は、悲惨な未来に向かわないよう努力するだろう? とりあえず古泉、お前は機関を裏切るなよ。 古泉「さあ、それはどうでしょう。 なんせ僕はSOS団副団長ですから」 そう言って古泉は、いつもの笑みを浮かべた。 お前の勝手にすればいいさ。 204 プロ固定(樺太) [sage] 2007/04/04(水) 12:32:10.15 ID:KHDU6w6u0 荷造りを終えたハルヒ達と合流すると、俺達はバスで空港へと向かった。 初めてこの場所に降り立った時は、 こんなに様々な事件の待ち受ける旅になるとは思っちゃいなかったっけな…。 そういえば、ポメラニアン仙道に初めて会ったのはこの空港だった。 ハルヒ「にしても仙道、何も言わずにいなくなっちゃうなんて水臭いわよね」 ハルヒは、ポメラニアン仙道が俺を庇って死んだことを知らない。 あの時俺が下手に動いたりしなければ、奴は今頃――――。 いや、そんなことを考え出したらキリがないのだ。キリがないけれど………。 ……過去を無理矢理変えようとする連中の気持ちを、俺は今一番理解できる。 キョン「なあ、ハルヒ」 ハルヒ「何よ」 俺は古泉が朝倉に言った言葉がなんとなく気に掛かっていて、それとなく尋ねた。 205 プロ固定(樺太) [sage] 2007/04/04(水) 12:35:15.60 ID:KHDU6w6u0 キョン「もしお前が、 世界を思い通りに創り変えられる力を持ってたら、どうする?」 ハルヒ「はぁ!?いきなり何わけわかんないこと言ってんのよ」 キョン「宇宙人や未来人や超能力者が気軽に街を闊歩してる世界、創ろうと思うか?」 ハルヒ「んなことしないわよ。 そんな簡単に宇宙人や未来人や超能力者に会えたらつまんないじゃない!」 実際、会えてるんだけどな。 それもすげえ簡単に。 ハルヒ「それに…………」 記憶をたぐり寄せるような目つきで遠くを見つめると、ハルヒは小さな声で呟いた。 206 プロ固定(樺太) [sage] 2007/04/04(水) 12:36:58.07 ID:KHDU6w6u0 ハルヒ「その世界のあんたたちは、 この世界のあんたたちじゃない気がするもの」
古泉、お前の言うとおりだよ。 ハルヒは俺達が思っているより、俺達のことが好きみたいだ。 温かくてくすぐったいものが胸にこみ上げてきて、俺は耐え切れず笑ってしまう。 ハルヒはどうやらそれが気にくわないらしく、どうしても笑ってしまう俺の頬を力一杯つねってきた。 ――――帰国してから数日後、担任の岡部がメキシコでチュパカブラらしき生物に襲われたとかいうニュースが日本に上陸するのだが、 今すぐメキシコに帰るわよ!と騒ぐハルヒを止めるのに苦労したことは言うまでもない。
213 プロ固定(樺太) [sage] 2007/04/04(水) 12:58:33.06 ID:KHDU6w6u0 なんとか終わらせることができてよかった。 ここまで付き合ってくれたみなさん本当にありがとうございます。 タイトル無しの絵も置いておきますね。
208 名前: 黒板係り(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/04(水) 12:42:31.94 ID:6kMXHfaG0 >>1乙! 感動した!!! そして長門が読んでいる本は… 209 名前: 女子高生(ネブラスカ州)[] 投稿日:2007/04/04(水) 12:44:24.84 ID:GmM+q0Q5O カラー絵うめええええ! 超乙!!!アニメ版の最終回を見たとき並の充実感と寂しさだ 224 名前: 小学生(沖縄県)[] 投稿日:2007/04/04(水) 14:02:00.94 ID:7k6CaE1k0 神様乙です! 最初からこのスレ見ててよかったよ・・・ 感動をありがとう! おまけ ポメラニアン仙道 ベジタリアン オバタリアン ポニーテール アクエリアン ツインテール ツブアン アルデンテ ダルメシアン ドーベルマン ワイマラナー フリスク ブルドック (ゴルバチョフ) アッチョンブリケ ナガタニエン フォルゴレ パピヨン シャンデリア ミトコンドリア パノラマ スチール エドモンド メソポタミア ヒマラヤ ヘリウム ゴルガマス ポカリスエット パンチラータ ビルゲイツ アルカイック スマイル スラムダンク グレイモン フリーザ コマネチ (ピグモン) (コンドル) (スポポビッチ) カードキャプター マグネット アンコールワット (バラミシア) (インダストリア) (オーケストラ) メタファー ニャホニャホ タマクロー ガーナ ニューロン クラミジア イナバウアー ジャガリコ マチュピチュ 二コレット パセンジー (マーガレット) (リボン) プリキュア アナキン ウータパウ (マーベラス) (クリキントン) 涼宮ハルヒの脱糞1 涼宮ハルヒの脱糞2 メキシコ上陸編 涼宮ハルヒの脱糞3 歪むセカイ編 涼宮ハルヒの脱糞4 ドキッ☆危険だらけの遺跡編